グアポレ川(読み)グアポレがわ(その他表記)Rio Guaporé

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グアポレ川」の意味・わかりやすい解説

グアポレ川
グアポレがわ
Rio Guaporé

ブラジルとボリビアの国境の一部をなす川。ボリビアではイテネス川 Río Iténezと呼ばれる。アマゾン川水系マモレ川の右岸支流。ブラジル中部西寄り,マトグロッソ州南西部のパレシス山脈に源を発し,大きく弧を描くように南,西,北へ流れたのち,左岸にベルデ川を合せた地点から国境となり,ほぼ西北西へ流れ続けて南緯 12°付近でマモレ川に合流する。マモレ川の最大の支流で,全長約 1750kmにわたり年間を通して航行できる。河水はきわめて透明で,シルトの混流によって黄濁したマモレ川とは著しい対象をなし,両川の合流点から下流数 kmにわたって両川の河水が容易に識別できる。熱帯雨林におおわれた流域は,川岸のところどころにインディオやメスティーソがわずかに住むほかはほとんど人が住んでいないが,植民地時代にはスペインとポルトガルの抗争や,先住民のインディオとの抗争が激しかった地域で,最下流部沿岸には当時の要塞の跡などがある。

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