グスターボドゥダメル(英語表記)Gustavo Dudamel

現代外国人名録2016 「グスターボドゥダメル」の解説

グスターボ ドゥダメル
Gustavo Dudamel

職業・肩書
指揮ロサンゼルスフィルハーモニック音楽監督・首席指揮者,イェーテボリ交響楽団首席指揮者

国籍
ベネズエラ

生年月日
1981年

出生地
バルキシメント

受賞
グスタフ・マーラー指揮者コンクール優勝(第1回)〔2004年〕

経歴
サルサバンドなどでトロンボーンを吹く父を持つ。ベネズエラが貧困層の子らに楽器を与え、犯罪を抑止する独自の青少年教育エル・システマで6歳から英才教育を受け、バイオリンを学ぶ。15歳で本格的に指揮を始め、全国約200もの青少年オーケストラの最高峰シモン・ボリバル・ユース・オーケストラの音楽監督を1999年18歳から務める。2004年第1回グスタフ・マーラー指揮者コンクールで優勝し、以後ベルリンウィーンなど超一流の楽団に客演し成功。2007年イェーテボリ交響楽団首席指揮者、2008年にはベルリン州立歌劇場に「ボエーム」でデビュー。2009年9月ロサンゼルス・フィルハーモニック音楽監督・首席指揮者に就任。2008年シモン・ボリバル・ユース・オーケストラと初来日。2013年ミラノ・スカラ座と、2014年ウィーン・フィルと、2015年3月ロス・フィルとそれぞれ来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

知恵蔵mini 「グスターボドゥダメル」の解説

グスターボ・ドゥダメル

指揮者。1981年1月26日、ベネズエラ・バルキシメト生まれ。フルネームはGustavo Adolfo Dudamel Ramírez。5歳から母国のオーケストラ教育システム「エル・システマ」で学び、12歳で指揮を始める。96年、15歳にしてベネズエラの「アマデウス室内管弦楽団」の音楽監督に就任。99年、首都カラカスの「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ」の音楽監督となる。2004年、バンベルク交響楽団の第1回グスタフ・マーラー指揮者コンクールで優勝。05年、著名レーベル「ドイツ・グラモフォン」と専属契約を結び、ロサンゼルス・フィルハーモニックを振って全米デビューした。06年には「エーテボリ交響楽団」首席指揮者に指名され、ファーストアルバム「ベートーヴェン交響第5番&第7番」を発売。09年、米国の雑誌「タイム」にて「最も影響力のある世界の100人」に選出され、11年にはクラシック専門誌「グラモフォン」にて年間最優秀アーティストに選ばれたほか、「2011年度グラミー賞・最優秀オーケストラアルバム」を受賞した。13年10月現在、ロサンゼルス・フィルハーモニック音楽監督、エーテボリ交響楽団首席指揮者、ベネズエラ・シモン・ボリバル交響楽団音楽監督。

(2013-10-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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