グラフマトリックス法(読み)グラフマトリックスほう(その他表記)graph-matrix method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラフマトリックス法」の意味・わかりやすい解説

グラフマトリックス法
グラフマトリックスほう
graph-matrix method

複雑なシステムの構造分析に用いられる方法。複雑なシステムの要素間の関係構造を明らかにすることを構造同定という。これはシステムのモデルをつくるときの第一段階として大切な作業である。多くの要素間の入組んだ関係を一挙に把握することは困難なので,要素を2つずつ取出してその間の関係,たとえば因果関係,影響関係,優先関係などを逐次把握し,関係の有無,度合いなどを一定の数に直して,まずそれを要素とするマトリックス (行列) をつくる。次にそのマトリックスを基に,全要素間の関係構造を示すマトリックスを数学的操作により求める。最後にそのマトリックスを,システム要素に対応する点の布置あるいは階層グラフなど,視覚的にとらえやすいグラフの形に変換して表現する。ISM法などがその代表例である。

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