グランギニョル(その他表記)Grand-Guignol

改訂新版 世界大百科事典 「グランギニョル」の意味・わかりやすい解説

グラン・ギニョル
Grand-Guignol

1895年,パリのモンマルトルに創設された劇場。最初はサロン座と称した。97年以降,メテニエOscar Méténier,モレーMax Maureyらによって,恐怖感と並はずれた陽気な笑いの混交した短編戯曲が次々と上演されて客足を引き,特に恐怖物で評判が上がった。E.A.ポーの小説翻案で売り,通称〈恐怖の王Prince de la Terreur〉といわれた座付作者アンドレ・ド・ロルドAndré de Lordeらの活躍で,度を越したメロドラマや恐怖物の芝居一般を指して〈まるでグラン・ギニョルだ〉という表現まで使われるようになり,今日では,この語はそのような演劇ジャンルの名称として用いられる。第2次大戦後も一座は恐怖物の伝統を守りつつ,一方では〈暗黒シリーズsérie noire〉と称する犯罪小説の世界にも手を広げた。1962年に閉鎖されたが,翌年〈347劇場〉と改称して再開,65年〈シャプタル347劇場〉となり,H.ピンターやS.ベケット,F.アラバルらの戯曲を上演する前衛的な劇場となった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 ポー 鈴木

半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...

半夏生の用語解説を読む