グランドオダリスク(その他表記)〈フランス〉La Grande Odalisque

デジタル大辞泉プラス 「グランドオダリスク」の解説

グランド・オダリスク

フランスの画家ドミニク・アングルの絵画(1814)。原題《La grande odalisque》。『横たわるオダリスク』とも呼ばれる。トルコ王室の後宮(ハレム)の女性を古典主義的な作風で描いたもの。パリ、ルーヴル美術館所蔵。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のグランドオダリスクの言及

【オリエンタリズム】より

…音楽では,モーツァルトの《後宮よりの誘拐》(1782)のトルコ趣味が早い例で,後にはベルディの《アイーダ》(1871初演)のような,エジプト風俗に関してかなり歴史的考証を経たものも見られる。美術の分野では,ロマン主義の代表者ドラクロアの《アルジェの女たち》(1834),《ミソロンギの廃墟に立つギリシア》(1826)などが東方への熱い思いを伝えるが,アングルのような新古典主義の画家による《グランド・オダリスク》(1814)など,ロマン主義に限らず幅広い層の関心をあつめた。後の世代のシャセリオー,フロマンタン,ジェロームなどへと,時代が下ってゆくにつれ,単なるエロティシズムや浅薄な好奇心を満たすだけに終わり,しだいに新鮮さと力を失っていった。…

※「グランドオダリスク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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