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スルタンの女たちに仕える女奴隷、あるいはそのハレムの女。トルコ語ではオダリクであったものが、フランス語に誤用されてオダリスクとなった。19世紀フランスに流行した東方趣味に基づく、いわゆるオリエンタリズムの画家たちにとってまたとない題材を提供した。とりわけ『グランド・オダリスク』を頂点とするアングルの作品では、オダリスクたちは装飾味豊かで官能的な美神に変じている。その後ルノワールやマチスたちがオダリスクを主題に取り上げるのは、これらの画家が色彩画家であったことの証(あかし)である。
[高見堅志郎]
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