komatiite
始生代から原生代初期のグリーンストーン帯(greenstone belt)に産出する超苦鉄質溶岩。枕状を呈することもある。急冷成長し細長くのびたかんらん石を特徴とする。この組織はオーストラリアの砂漠に生息する草の一種,スピニフェックスの葉の形に似ていることからスピニフェックス組織と呼ばれる。典型的なものは,南アフリカのバーバートン山地,西オーストラリアのイルガン・ブロック,カナダのスペリアー区のアビチビ・グリーンストーン帯に産出するが,世界各地の始生代ブロックや初期原生代区には同類の岩石層が存在する。コマチアイトマグマの形成は1,650℃以上の高温条件を必要とするため,始生代から原生代初期のマントルは温度が高かったと考えられ,コマチアイトの形成条件・構造場については,縁海・大洋・大陸内などの諸説がある。M.J.Viljoen (1969)命名。
執筆者:小松 正幸
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
超塩基性噴出岩の一種。カンラン石がスピニフェクス組織(スピニフェクスspinifexとはオーストラリア産の鋭い葉をもつ草)を示すのが特徴。南アフリカ共和国のバーバトン山地の始生代の岩層から最初に発見され,同山地南部を流れるコマティ川にちなんでこの名称がつけられた。典型的なものはMgOを20%以上含有する。石基自体が超塩基性の組成を有し,超塩基性マグマが噴出して生成したものと考えられる。南アフリカ共和国のほか,ジンバブウェ,オーストラリア,カナダなどの始生代岩層中に見いだされており,枕状溶岩として産することもある。始生代を特徴づける岩石で,初源的地殻の構成物であると一般に考えられている。比較的新しい時代のものもあるといわれるがその詳細は不明。
執筆者:兼平 慶一郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…しかし例外もあり,パイロクシナイトや多くのエクロジャイトなどは超マフィックであるが,SiO2が45重量%以上で超塩基性ではない。おもなものは,カンラン岩,パイロクシナイト,コートランダイト,エクロジャイト,キンバーライト,コマチアイトなどで,カンラン岩とパイロクシナイトは,カンラン石と斜方輝石と単斜輝石の量比により,図のように分類されている。カンラン岩が変質してできた蛇紋岩も超マフィック岩に含まれる。…
※「コマチアイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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