グルーブ(その他表記)groove

翻訳|groove

岩石学辞典 「グルーブ」の解説

グルーブ

ソール・マークの形態の一つで,貝,頁岩破片,礫などが泥を削り取って刻まれた長方形状の窪地をグルーブ(groove)といい,これを砂で充填したものが鋳型(cast)である[Shrock : 1948].ある種のグルーブでは軟らかい堆積物が滑ることによって下部の層に作られたと解釈されている.これはクエネンとサンダースはslide markと呼んでいる[Kuenen & Sanders : 1956].クシモグリフ(ksimoglyph)[Vassoevich : 1953],マッド・ファロウ(mud furrow)[Hall : 1842].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のグルーブの言及

【氷河地形】より

…氷河によってつくられる小さな凸地形としては羊背岩roche moutonnée(フランス語。羊群岩ともいう),鯨背岩whaleback rockなど,凹地形としては擦痕溝や大きな樋(とい)のような形をしたグルーブgrooveなどがある。これらの地形は氷河の浸食作用がどのように行われるのかを示唆している。…

※「グルーブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む