グロドノ州(読み)グロドノ(その他表記)Grodno

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グロドノ州」の意味・わかりやすい解説

グロドノ〔州〕
グロドノ
Grodno

ベラルーシ西部の州。州都グロドノ。ポーランドリトアニアと接する州で,波状の平地から成る。主要農作物はテンサイ,アマ,ジャガイモ,ライムギオオムギなどで,農業生産では畜産業が大きな比重を占めている。泥炭以外の地下資源の開発は行われていないが,ウクライナからの天然ガス原料として化学工業が発展し,肥料染料合繊などの生産が行われている。そのほか食品 (食肉,砂糖,缶詰) ,皮革製靴,繊維,木材加工,機械 (電気,農業) などの工業がある。鉄道路線が発達し,ポーランドへ通じる鉄道が州内を通っている。 1980年代後半に,都市人口率は 50%以上に達した。面積2万 5000km2。人口 118万 9000 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android