ユリ科(APG分類:イヌサフラン科)のユリグルマ属の総称。アフリカおよび熱帯アジア原産で、5種が知られている。春植えの球根草で、原種および改良種が栽培される。別名グロリオサ、ユリグルマ、キツネユリ。球根は多肉の塊根。茎はつる性で長く伸び、葉の先端が巻きひげになって他物に絡む。葉は対生または3枚が輪生する。6枚の波打った花被片(かひへん)が上に強く反転し、特異な形状をなす。花期は初夏から秋まで。
ロスチャイルディアナG. rothschildiana O'Brienはウガンダ原産の大輪種。花被片は長さ約10センチメートルで暗赤色。本属のなかでもっとも美しく、改良種が次々とつくられている。スーパーバG. superba L. はユリグルマ、一名キツリフネといい、熱帯アフリカおよび熱帯アジア原産で、分枝性が強い強健性。花は初め淡黄色であるが、のち橙赤(とうせき)色に変化する。晩生(おくて)種。
寒さに弱いので、降霜の心配がなくなる4月ごろに植え付ける。つるは支柱に誘引するが、鉢植えの場合は行灯(あんどん)仕立てにもできる。強い光線を好む。
[平城好明 2018年11月19日]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新