普及版 字通 「ケキ・カク」の読み・字形・画数・意味
9画
[字形] 会意
(かい)+石。石を裂くときに、形の亀裂を加え、そこを熱し、急に冷却するなどして割る。その破れる音を然という。〔荘子、養生主〕に、丁が文恵君のために牛を解く妙技を説くところがあり、「膝(ひざ)の(かがま)る、然然、刀を奏(おく)ること然(くわくぜん)」と音をたてながらさばかれてゆくさまを描写している。・はみな擬声語。はと声義同じく、〔列子、湯問〕に「然としてぐ」とあり、奔馳のさまをいう語である。
[訓義]
1. われるおと、さかれるおと。
2. はげしくするどいおと。
[熟語]
劃▶・▶・爾▶・然▶
[下接語]
歙
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報