改訂新版 世界大百科事典 「ケシュム島」の意味・わかりやすい解説 ケシュム[島]Qeshm ペルシア湾口にあるイラン領の島。東西108km,南北10~35km,面積1336km2。人口2万9398(1966)。クラレンス海峡をはさんで北の対岸はバンダル・アッバースとバンダル・レンゲを結ぶイラン本土の海岸線である。気候は暑く乾燥していて大部分が不毛の土地であるが,南東にホルムズ海峡を控えていて中継貿易の基地として13世紀以降栄え,17~19世紀においてはポルトガル,イギリス,イラン,アラブのあいだで争奪の的になった。執筆者:坂本 勉 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by