普及版 字通 の解説
15画
[字訓] かく・あつめる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は厥(けつ)。厥は掘鑿(くつさく)などに用いる曲刃の器。〔説文〕十二上に「手を以て杷(か)くるなり」(段注本)とあり、杷は麦などをかき集めるもの。そのような爪の形をまた厥という。〔広雅、釈詁二〕に「(か)くなり」とみえる。
[訓義]
1. かく、かきあつめる。
2. かゆいところをかく、爪でかく。
3. なげる、うつ。
4. ほる、うがつ。
5. 掲と通用し、かかげる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 カク 〔字鏡集〕 カク・エル
[熟語]
竪▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報