けられ(読み)ケラレ

デジタル大辞泉 「けられ」の意味・読み・例文・類語

けられ

《「ケラレ」とも書く》写真撮影する際、カメラフードが合っていなかったり、複数フィルターを重ねて使ったりすることで、撮影画像の周辺部などが隠されてしまうこと。また、広角レンズでの撮影などの際に、内蔵ストロボの光がレンズ鏡胴に当たって光の届かない部分ができること。

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カメラマン写真用語辞典 「けられ」の解説

ケラレ

 ケラレは、いろいろな意味で使われる。いちばん多いのは、内蔵ストロボなどを広角レンズといっしょに使った場合に、近距離ではレンズの鏡胴にストロボ光がジャマをされて、周辺が暗くなってしまうことをケラレと言う。花形フードを間違った方向に取り付け、そのフードが画面内に写り込んでしまうこともケラレと言うし、焦点距離に合わないレンズフードを装着してしまった場合にも、フードが画面内に写り込んでしまうので、これもケラレである。また、一眼レフで、超望遠レンズを使った場合に、ミラーの長さが足りずに暗い部分ができてしまうこともケラレである。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「けられ」の解説

ケラレ

レンズフードやフィルタなどが写真の周囲に写りこんで被写体が欠けたり、周囲が暗くなる現象。また、長いレンズを使った場合、内蔵のストロボ光がレンズに遮られ、被写体の一部が暗くなる場合なども、ケラレと呼ぶ。

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