ケルヴィン‐ヘルムホルツの循環定理(その他表記)Kelvin-Helmholtz's circulation theorem

法則の辞典 の解説

ケルヴィン‐ヘルムホルツの循環定理【Kelvin-Helmholtz's circulation theorem】

運動をしている流体の中に,向きをもった閉曲線 C を考える.この線素を dS として,C 上の各点における流速C 方向成分vs としたとき,

で定義される量を,C に沿っての循環という.完全流体が,密度圧力だけの関数であるような状態変化を伴いながら保存力場の中で運動するときには,流体の実質部分に固定してとった閉曲線に沿っての循環は時間的に不変となる.

別な表現をとるならば,「摩擦のない均質な流体中では渦は不生不滅であり,渦間は流体に凍り付いて動く」ということになる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む