普及版 字通 の解説
11画
(異体字)
7画
[字訓] またたく・くらむ
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は旬(じゅん)。〔説文〕四上にを正字とし、「目搖(うご)くなり」と訓し、(きん)声の字とする。旬に絢(けん)の声があり、また(瞬)を古文とする説もあって、の声義もある字である。はまた眩と同声。眩乱の義がある。
[訓義]
1. またたく。字はまたに作る。
2. くらむ。字はまた瞬・恂に作る。
3. 目くばせする。
4. おどろく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕・ マジロク・メマジロク・メクハス・カカヤク 〔字鏡集〕 マタタク・メクハス・マジロク・カガヤク
[語系]
()・眩・hyuenは同声。眩は眩乱。にかがやく意がある。絢xyuenは絢爛、まばゆく粲爛たるものをいう。sjiunは〔説文〕に「開闔して目數(しばしば)搖くなり」とあり、もその同声。まばたくことをいう。
[熟語]
渙▶・兮▶・▶・視▶・転▶・目▶・栗▶
[下接語]
・微・瞑
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報