ケンペロール

化学辞典 第2版 「ケンペロール」の解説

ケンペロール
ケンペロール
kaempferol

3,4′,5,7-tetrahydroxyflavone.C15H10O6(286.23).フラボノールの一種.自然界には一般に配糖体として存在し,そのおもなものは,マメ科ニセアカシアRobinia pseudoacaciaの花,クズPueralia hirsutaの葉などに含まれるロビニン(3-ラムノガラクトシド-7-ラムノシド),マメ科マルバハギLespedeza cyrtobotrya,ウリ科カラスウリTrichosanthes cucumeroidesの葉などに含まれるケンフェリトリン,マメ科レンゲAstragalus sinicusの花,ツバキ科チャThea sinensisの葉などに含まれるアストラガリン(3-グルコシド)などである.黄色の針状晶.融点276~278 ℃.λmax 265,365 nm.水に難溶,熱エタノール,アルカリ液に可溶.エタノール溶液はFeCl3により紫褐色を呈し,酢酸鉛で橙色の沈殿を生じる.[CAS 520-18-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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