アレカイジン

化学辞典 第2版 「アレカイジン」の解説

アレカイジン
アレカイジン
arecaidine

1,2,5,6-tetrahydro-1-methyl-3-pyridinecarboxylic acid.C7H11NO2(141.17).アレカイン(arecaine)ともいう.ビンロウジュAreca catechuの果実中にメチルエステルのアレコリンとともに含まれるピリジンアルカロイドニコチン酸N-メチル化し,それを水素化ホウ素ナトリウムで還元すると得られる.無色りん片状晶.融点223~224 ℃(分解).水,希アルコールに易溶,エタノール,クロロホルムエーテルベンゼンにほとんど不溶.駆虫剤であるが,発がん性もある.[CAS 499-04-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android