ケーブルクレーン

百科事典マイペディア 「ケーブルクレーン」の意味・わかりやすい解説

ケーブルクレーン

相対する塔間に張り渡したロープ上に,フックをつり下げたロープトロリーを横行させるクレーン一方の塔側に機械装置を備える。両塔固定のもの,両塔または一方が走行可能のもの,塔の先端左右に揺動するものなどの種類がある。比較的長スパンに適し,ダム山間の橋の建造,原木輸送などに使用。
→関連項目クレーン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケーブルクレーン」の意味・わかりやすい解説

ケーブルクレーン
cable crane

特定間隔の支持塔の間に張られたワイヤロープの上をトロリーが走行する形式のクレーン。ダム工事などの場合に用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内のケーブルクレーンの言及

【クレーン】より

…(4)その他の形式 立体自動倉庫では,ラックとラックの間を走行し,指定番地の荷を出し入れする自動運転のスタッカークレーンが用いられる。数百mのスパンのクレーンの形として,桁の代りにワイヤロープを張り渡したケーブルクレーンがあり,主としてダム建設工事に用いられる。
[クレーンの構成要素]
 (1)鋼構造部分 桁,脚,ブームなど鋼構造部分の各部には種々の力がかかるが,設計では,荷の重量やクレーンの自重のほかに,各種の慣性力や風荷重などを含む最大の負荷のもとでの破断や降伏に対する安全度(静的強度という)と,負荷の繰返しに対する疲労強度の検討を行う。…

※「ケーブルクレーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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