20世紀西洋人名事典 「ゲオルギーウラジーモフ」の解説
ゲオルギー ウラジーモフ
Georgiy Nikolaevich Vladimov
1931 -
ソ連の小説家。
ハリコフ生まれ。
トラックの運転手の職につきながらレニングラード大学法学部を卒業、処女作は「大鉱脈」で、1961年「新世界」誌に発表。運転手を主人公に、ソ連民衆の下積みの生活と精神的荒廃の状況をえぐりだし、ソヴィエト小説に新局面を切り開く。「雪どけ」後の世代を代表する若手作家として注目。’70年代にはいり文学の自由をめぐる公開状、「忠犬ルスラン」(’75年旧西ドイツで出版)の地下出版流布などで当局と対立、’83年西側出国する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報