普及版 字通 「ゲツ・ゲイ・つみ・まと」の読み・字形・画数・意味
10画
(異体字)
18画
[字訓] つみ・まと
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 会意
自+木。自は鼻の象形。卜文にこの字があり、古い刑罰の法を示すものであろう。〔書、康誥〕に「汝、時(こ)の事を陳(の)べよ」「汝、時の事を陳べよ」とは罪法の意。〔広雅、釈詁一〕に「(法)なり」とみえる。木上に自(鼻)をおくのは、祭梟(さいきよう)(首祭)に近い方法である。〔説文〕六上に「射の準なり」と的の意にするのは、おそらく(げつ)と通用の義と思われる。
[訓義]
1. つみ。
2. のり。
3. まと。
4. 日かげ柱。
5. 門。
6. かぎり。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 イル 〔字鏡集〕 イル・マト・マサシ
[熟語]
憲▶・庫▶・兀▶・司▶・使▶・事▶・台▶・府▶・法▶
[下接語]
司・置・望
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報