日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゲッター合金」の意味・わかりやすい解説 ゲッター合金げったーごうきんgetter alloys 真空装置の中に残っているガスを吸収したり(接触ゲッター)、ガスと化合物をつくったり(分散ゲッター)して高真空を保つための金属。ほとんどすべての清浄な金属表面はゲッター作用をもっているが、ジルコニウム、チタン、バリウム、マグネシウムなどが用いられる場合が多い。真空管の真空度維持やイオンポンプなどに利用される。[及川 洪] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例