ゲリメル(その他表記)Gelimer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲリメル」の意味・わかりやすい解説

ゲリメル
Gelimer

北アフリカのバンダル王国最後の王 (在位 530~534) 。親ビザンチン (東ローマ) の,いとこヒルデリックを廃して即位。 533年ビザンチン皇帝ユスチニアヌス1世の派遣したベリサリウス麾下のビザンチン軍の侵入を受け,カルタゴ近郊のアドデキムンで大敗を喫した。ヌミディアに逃れたが,捕えられ (534.3.) ,コンスタンチノープルに送られ,ガラチアに流された。こうしてローマ人がアフリカと呼んだ地域 (ほぼ現在のチュニジアに相当) にローマの支配権が再度確立された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む