山川 世界史小辞典 改訂新版 「ゲルク派」の解説
ゲルク派(ゲルクは)
dGe lugs pa
黄帽派(こうぼうは)ともいう。ツォンカパにより創始されたチベット仏教の一派。論理学教育と規律正しい僧院生活を特徴とし,モンゴル人,満洲人への布教に成功した。1642年,ゲルク派がチベットの覇権を握ったのち,同派の化身(けしん)僧ダライラマがチベットの政治と宗教の最高権威者となった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報