20世紀西洋人名事典 「ゲーアハルトキッテル」の解説
ゲーアハルト キッテル
Gerhard Kittel
1888.9.23 - 1948.7.11
ドイツの聖書学者。
元・テュービンゲン大学教授。
ブレスラウ生まれ。
父は旧約聖書学者ルードルフ・キッテル。1913年キール大学講師、ライプツィヒ大学講師のかたわら、’14〜’18年クッスハーフェンの海軍従軍牧師をつとめる。ライプツィヒ神学校校長を経て、グライフスヴァルト大学新約学教授、’26年よりテュービンゲン大学教授を歴任。’33年「新約聖書神学辞典、全5巻」編集、刊行を創始する。「キリスト教的」反セム主義の立場でナチを肯定、終戦とともに公職追放となる。他の著作に「パレスティナ後期ユダヤ教の諸問題と原始キリスト教」(’26年)ほか。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報