ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲーリッケ」の意味・わかりやすい解説
ゲーリッケ
Guericke, Otto von
[没]1686.5.11. ハンブルク
ドイツの政治家,物理学者。ライプチヒ大学,ライデン大学などに学び,さらにイギリス,フランスに留学。初めスウェーデン陸軍の技術者となったが (1631) ,のちマクデブルクに帰り政治家となった。マクデブルク自由市の市長 (46~81) 。市政をあずかるかたわら,1650年真空ポンプをつくり,真空の研究や,燃焼,呼吸における空気の役割を研究した。大気の圧力の大きさを明らかにした 54年の「マクデブルクの半球」の実験は有名。また硫黄の球を用いて摩擦起電機を初めてつくった (72) 。
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