出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
→真空
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…1626年帰郷とともに市参事会員となり,46年から30年間市長を務め,三十年戦争で破壊された市の復興に尽力し,市の自治権を守るために諸侯の間を奔走した。この職務の合間に彼は真空の存在を実証するため真空ポンプを製作して諸実験を行ったが,なかでも大気圧の強さを示したマクデブルクの半球実験(1657)は著名である。彼の真空に関する実験は諸国に伝えられてR.ボイルやC.ホイヘンスの気体力学研究の契機となった。…
…17世紀中葉流行となったこのような真空実験で,もっとも著名なのはドイツのO.vonゲーリケによるそれだろう。〈マクデブルクの半球〉と呼ばれるこの実験では,金属製の半球を合わせて作った球の内部の空気を,みずから発明した真空ポンプで抜き,その両半球にそれぞれ馬をつないで引っ張らせた。1657年のことである。…
※「マクデブルクの半球」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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