日本大百科全書(ニッポニカ) 「ライデン大学」の意味・わかりやすい解説
ライデン大学
らいでんだいがく
Universiteit Leiden
オランダ、ライデン市にある同国最古の国立大学。オランダ独立戦争(1573~1574)の際、スペインとの戦いでライデン市民が果たした功績により、1575年オラニエ公ウィレム1世の手で設立された。16~17世紀には人文科学の分野で国際的声価を得、18世紀には理学、医学の研究で知られた。神学部、法学部、医学部、理学部、教養学部、社会科学部、哲学部、考古学部をもつ。付属施設としては、ライデン天文台、植物園、王立言語学人類学研究所、自然史博物館、考古学博物館をはじめ多数の研究所、博物館があり、アジア研究も盛んで、日本語講座が設けられている。教員数2090人、学生数1万7190人(1997)。
[伊藤彰浩]