コイ諸語(読み)こいしょご

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コイ諸語」の意味・わかりやすい解説

コイ諸語
こいしょご

アフリカ南部に住むコイ人(俗称ホッテントット)の言語。コイン諸語ともいう。ナマ諸語、ツ・クェ諸語などがそれである。吸着音(クリック)とよばれる音が通常の子音と並んで用いられているので有名である。ナマ語については、名詞に男性・女性・中性の区別、単数・両数・複数の区別があるとか、文中では述語が末尾にたつとかといったことが報告されているが、全体的にその研究はまだ不十分である。ホッテントット諸語とよばれたこともあり、同じく南部アフリカのサン諸語(俗称ブッシュマン諸語)、タンザニアのサンダウェ、ハツァの両言語とともにコイサン語族をなすという説が有力にはなっているが、まだ確定的なことはいえない。話し手人口は、バントゥ(バントゥー)系諸語、アフリカーンス語、英語などに押されてやや減少傾向にあるらしい。

[湯川恭敏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む