コイ諸語(読み)こいしょご

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コイ諸語」の意味・わかりやすい解説

コイ諸語
こいしょご

アフリカ南部に住むコイ人(俗称ホッテントット)の言語。コイン諸語ともいう。ナマ諸語、ツ・クェ諸語などがそれである。吸着音(クリック)とよばれる音が通常の子音と並んで用いられているので有名である。ナマ語については、名詞に男性・女性・中性区別単数・両数・複数の区別があるとか、文中では述語末尾にたつとかといったことが報告されているが、全体的にその研究はまだ不十分である。ホッテントット諸語とよばれたこともあり、同じく南部アフリカのサン諸語(俗称ブッシュマン諸語)、タンザニアのサンダウェ、ハツァの両言語とともにコイサン語族をなすという説が有力にはなっているが、まだ確定的なことはいえない。話し手人口は、バントゥ(バントゥー)系諸語、アフリカーンス語、英語などに押されてやや減少傾向にあるらしい。

[湯川恭敏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む