コガネネコノメソウ(読み)こがねねこのめそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コガネネコノメソウ」の意味・わかりやすい解説

コガネネコノメソウ
こがねねこのめそう / 黄金猫目草
[学] Chrysosplenium pilosum Maxim. var. sphaerospermum (Maxim.) Hara

ユキノシタ科(APG分類:ユキノシタ科)の多年草。葉は対生し、円状扇形で5~9個の円い鋸歯(きょし)がある。走出枝は花期後によく発達する。花期は4~5月、萼(がく)裂片4枚は黄色で花弁状。花弁はなく、雄しべは8本で、萼裂片より短い雌しべは2本で、子房は半下位。沢沿いの陰湿地に生え、関東地方以西の本州四国、九州に分布する。

[若林三千男 2020年3月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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