ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コトパクシ州」の意味・わかりやすい解説 コトパクシ〔州〕コトパクシCotopaxi エクアドル中部の州。州都ラタクンガ。同国の中央高地にあり,大部分はアンデスの東部,西部両山脈,およびその間に広がる高原地帯から成り,北東部州境には世界最高の活火山であるコトパクシ火山 (5896m) がそびえる。西はグアヤス川流域の低地に続く。住民はラタクンガ盆地に集中。主産業は農業で,ジャガイモが主要作物であるが,ほかに穀物,野菜,繊維植物なども栽培され,乳牛の飼育が盛ん。高地の草原ではヒツジの放牧も行われる。鉱産資源としては第2次世界大戦中開発された銅山がある。キトから南下するパンアメリカン・ハイウェーと鉄道が州を縦断する。面積 5287km2。人口 27万 6324 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by