コハト(英語表記)Kohāt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コハト」の意味・わかりやすい解説

コハト
Kohāt

パキスタン北部,カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワル県にある町。ペシャワル南方約 50kmの標高 1000mの高原地帯に位置する。14世紀に構築された城塞町で,周囲には城壁が建てられ,14の門から出入りする。古くからコタール峠を通じて結ばれるコハト-ペシャワル間道路による交易も盛んで,多くのバザール(市場)がある。ラワルピンディー-タール間道路の中継地。北東部には多くの泉があり,付近の農業用水として使われているが,農業よりは牧畜が盛ん。主産業は,綿織物,特にルンギー(腰布)用の織布は有名。人口 12万5271(1998速報値)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android