コバルトガラス

デジタル大辞泉 「コバルトガラス」の意味・読み・例文・類語

コバルト‐ガラス(cobalt glass)

青色着色剤として酸化コバルトを使った色ガラス装飾品フィルター、高温作業用の保護眼鏡などに用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「コバルトガラス」の解説

コバルトガラス
コバルトガラス
cobalt glass

着色ガラス一種で,コバルトを少量含むガラス.酸化コバルトはガラスを美しい青色(コバルトブルー)に着色するが,ほかに添加される着色剤の量によって,色調は淡い青色から暗い青色まで変化する.それは Co2+ が二通りの配位数をとり,四配位(ガラス構造のSiの位置)をとると青色,六配位(Naの位置)をとると赤色になるためである.この青色度の変化から放射線量を測定できるので,線量計ガラスとしてよく用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android