着色ガラスの一種で,コバルトを少量含むガラス.酸化コバルトはガラスを美しい青色(コバルトブルー)に着色するが,ほかに添加される着色剤の量によって,色調は淡い青色から暗い青色まで変化する.それは Co2+ が二通りの配位数をとり,四配位(ガラス構造のSiの位置)をとると青色,六配位(Naの位置)をとると赤色になるためである.この青色度の変化から放射線量を測定できるので,線量計ガラスとしてよく用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...