ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コプト教会の音楽」の意味・わかりやすい解説 コプト教会の音楽コプトきょうかいのおんがくCoptic chant エジプト土着のキリスト教徒の教会であるコプト教会が発展させた独自の典礼音楽。5世紀の中頃ギリシア正教会から独立し,7世紀以来のアラブ人の支配を受けたコプト教会の音楽は,ビザンツ聖歌の影響を受けながら,古代エジプトやアラブの要素を保持していると思われる。音楽は口授で伝承され,地域によって,シンバルやシストルム (小鈴を集めた打楽器) で伴奏することもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by