普及版 字通 「コ・ほえる」の読み・字形・画数・意味

11画
[字訓] ほえる
[説文解字]

[金文]

[字形] 形声
声符は乎(こ)。乎は遊舌のある鳴子板で、神事のときこれを鳴らして神をよんだ。
は虎頭の形に従い、神事の際の意を示したものであろう。金文に「烏
(ああ)」のように感動詞に用いる。〔説文〕五上に「哮
(かうこ)するなり」と咆哮の意とするが、虎頭に従う字には虔・戲(戯)・劇など、神事に関していう字が多い。[訓義]
1. よぶ、乎の繁文。
2. 感動詞、ああ。
3. ほえる。
4. 助詞、か、や。強意・疑問に用いる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕
サケブ[語系]
・
・
・呼・
xaは同声。
・歔xia、吁xiua、乎haも同系の語。神を迎えるときの詠嘆の語声を写したものと思われる。[下接語]
烏
・嗚
・哮
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

