コミッテッド・コスト(その他表記)commited cost

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コミッテッド・コスト」の意味・わかりやすい解説

コミッテッド・コスト
commited cost

キャパシティ・コストのうち,キャパシティから1期間内に必然的,拘束的に発生するコストをいう。たとえば設備減価償却費設備資金の支払利子,従業員俸給コンピュータなどの機器レンタル料などがこれに含まれる。一般にはキャパシティの使用についてなされた意思決定から拘束的,既決的に発生する費用である。キャパシティ・コストにはマネージド・コストといわれるものがあり,これはキャパシティの使用から拘束的にではなく,その使用についてのマネジメント裁量,判断によって発生するコストである。それはその支出による効果が将来の期間にわたっていて,主観的にしか見積ることができないため,その発生が管理者の裁量にまかせられているものであり,たとえば将来の売上げを獲得するための広告,研究開発などの費用,市場調査の費用,福利厚生費支出などがその典型的な例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む