設備資金(読み)セツビシキン(その他表記)equipment funds

デジタル大辞泉 「設備資金」の意味・読み・例文・類語

せつび‐しきん【設備資金】

企業建物機械などの生産設備に投下する資金長期の資金であるから長期借入金社債または株式の形で調達される。→運転資金

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精選版 日本国語大辞典 「設備資金」の意味・読み・例文・類語

せつび‐しきん【設備資金】

  1. 〘 名詞 〙 企業で、工場、機械、店舗創設拡張改良などの固定的な設備にあてる資金。資金回収が長期にわたるのが特徴。⇔運転資金

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「設備資金」の意味・わかりやすい解説

設備資金
せつびしきん
equipment funds

企業において,土地,建物,機械など長期の使用に耐えうる生産設備の購入に用いられる資金。生産設備に投下される資金であるから,長期的,固定的な資金であり,生産設備の操業による消耗減価に応じ年々の収益なかから長期間にわたり一部分ずつ回収される。設備資金の調達は,企業の内部留保 (→社内留保 ) や株式の発行による自己資本の調達と社債の発行や長期借入金による長期他人資本の調達によって行われる。企業経営の安定性の観点からは,設備資金は原則的には自己資本による調達が望ましいとされているが,日本の企業では長期他人資本,特に長期借入金による調達の比重が大きい。

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