すべて 

コモンソール(読み)こもんそーる(その他表記)common sole

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コモンソール」の意味・わかりやすい解説

コモンソール
こもんそーる
common sole
[学] Solea solea

硬骨魚綱カレイ目ササウシノシタ科に属する海水魚。ヨーロッパでもっとも普通の種類で、ソールsoleまたはドーバーソールDover soleともいう。ヨーロッパの大西洋沿岸や地中海、北アフリカの大西洋岸のセネガルまでに分布する。両眼は右側にあり、やや短い胸びれが両体側にある。背びれや臀(しり)びれの基底尾びれに連なるが、尾びれとは明らかに区別できる。体色は暗褐色、不定形の黒色斑紋(はんもん)が散在する。体長は70センチメートル余り。岸辺から外洋にかけて、水深200メートルまでの砂泥質の海底にすみ、小型甲殻類、多毛類などを食べる。産卵は4月前後。晴天の昼間は海底の砂の中に潜り、曇天や水が著しく濁ったときや夜間は活発に活動する。トロール網でとくに夜間に漁獲される。北海の南部と中部、ビスケー湾が好漁場である。非常に美味で、この魚のフライはヨーロッパで人気があり、日本にも輸入されて、ホンササウシノシタの名前で取引されている。

落合 明・尼岡邦夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

すべて 

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む