コリウール(その他表記)Collioure

デジタル大辞泉 「コリウール」の意味・読み・例文・類語

コリウール(Collioure)

フランス南部、オクシタニー地方ピレネー‐オリアンタル県の県都ペルピニャン近郊の、地中海に面する港町。20世紀初頭、画家アンリ=マチスアンドレ=ドランが訪れ、後に鮮やかな色彩を大胆に用いる「フォービスム」と呼ばれる流派が誕生する契機となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のコリウールの言及

【ルーシヨン】より

…ペルピニャン周辺の海岸は早くから開けたところであるが,サン・シプリヤンでは新しいレジャー港と高層宿泊施設が建設され,アルジェレス海岸ではヨーロッパ・キャンピングセンターに毎夏20万~30万人が訪れる。ベルメイユ海岸では,ドラン,マティスなどの画家を引きつけたコリウールCollioureは中世の商港として栄え,砂浜と要塞式の城をもつ美しい入江である。その南バンドル港Port‐Vendresは17世紀末B.Le P.ボーバンにより軍港,要塞とされ発展した。…

※「コリウール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android