コルドバ大学(読み)コルドバだいがく

大学事典 「コルドバ大学」の解説

コルドバ大学[スペイン]
コルドバだいがく

スペイン南部アンダルシア自治州第3の都市,古都コルドバにある公立大学。1972年設立。19世紀末に存在した自由大学にその起源がある。1970年代に,セビーリャ大学の地方拠点となり,以後大学として発展した。獣医畜産学,自然科学,とくに化学生物学,環境学,健康科学といった分野重点をおいている。特に獣医畜産学においては,アンダルシア自治州内で獣医畜産学部を有する唯一の大学であり,前身の畜産学校から数えると100年の歴史と伝統を持つ。コルドバ市内に法学部,社会学部,健康・医療系学部,科学,工学系学部に分かれて三つのキャンパスを持っている。
著者: 安藤万奈

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコルドバ大学の言及

【コルドバ】より

…市は1573年スペイン人のカブレラJ.L.de Cabreraによって建設された。1613年イエズス会がコルドバ大学を創立してからは,南米南部の文教の中心地となり,パラグアイのガスパール・フランシアをはじめ多くの人材を世に送った。教会の多い町で,なかでも1680年着工,1758年完成の大聖堂は,豪華な内部装飾をもち,植民地時代の代表的建造物である。…

※「コルドバ大学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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