20世紀日本人名事典 「コルベマキシミリアノ」の解説
コルベ マキシミリアノ
Kolbe Maximilianus Maria
07のカトリック神父
- 国籍
- ポーランド
- 生年
- 1894年1月8日
- 没年
- 1941年8月14日
- 出生地
- ズドウィンスカ・ボラ
- 別名
- 別称=コルベ神父(コルベシンプ)
- 学歴〔年〕
- グレゴリアン大学〔’19年〕卒
- 学位〔年〕
- 哲学博士
- 経歴
- 1907年フランシスコ修道会に入信、’11年ローマのグレゴリアン大学に派遣され哲学、神学を学んだ。’17年同志とともに“無原罪の聖母の騎士会”を創立、’19年神司祭に叙せられる。帰国後’22年クラクフで月刊誌「無原罪の聖母の騎士」を発行。’30年2名の修道士とともに来日、長崎で「無原罪の聖母」日本語版を刊行、無原罪の園(聖母の騎士)を創設した。’36年帰国、修道院院長となる。第二次大戦中の’39年および’41年ドイツ軍に捕らえられ、アウシュビッツ収容所へ送られた。同年7月1人の囚人が逃亡したことへの報復として10人が餓死刑を宣告されたが、そのうちの1人の身代わりとなって地下牢に入れられる。その後、他の9人は餓死したが、9人を励まし続けた神父は2週間たっても死ななかったため、8月薬殺された。’82年聖人に列せられる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報