普及版 字通 の解説
11画
[字訓] おろか・くらい・みだれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は昏(こん)。昏に昏冥の意がある。〔説文〕十下に「(あき)らかならざるなり」とあり、〔広雅、釈詁三〕に「癡(おろ)かなり」という。暗愚・乱の意に用いる。
[訓義]
1. おろか、くらい。
2. みだれる、まよう。
3. かすか、ぼける。
[古辞書の訓]
〔字鏡〕 ホレタリ・ホシタリ・ミダル・クラシ・ワスル・イキドホル 〔字鏡集〕 オロカナリ・ネフル・ワスル・クラシ・イキドホル・マドフ・ミダル・ホレタリ
[語系]
・昏xunは同声。昏は日暮・昏冥のときをいう。その不分明の意を心意に移してという。
[熟語]
▶・▶・愚▶・眩▶・▶・然▶・俗▶・痴▶・▶・▶・憊▶・▶・▶・忘▶・▶・▶・耄▶・懣▶・迷▶・憂▶・乱▶
[下接語]
気・鈍・迷
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報