コング

普及版 字通 「コング」の読み・字形・画数・意味

愚】こんぐ

心がくらくおろか。〔管子、四称〕桓、管子に問うて曰く、寡人幼愚にして、侯四の義にぜず。仲(ちゆうほ)當(まさ)に盡(ことごと)く我に昔(むかし)のの君を語(つ)ぐべからざるか。吾(われ)亦た焉(こ)れに鑒(かんが)みんと。

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改訂新版 世界大百科事典 「コング」の意味・わかりやすい解説

コング
Kong

西アフリカ,コートジボアール共和国北東部にある,かつて栄えた交易都市。北アフリカとのサハラ砂漠をこえた交易で,西アフリカ内陸部の仲介者の役割を果たしていたマンデ語系の商業集団デュラの一部が,ジェンネ(現,マリ共和国)から何度かにわたって南下し,この町をつくった。おそらく17世紀末頃には,イスラム化されたデュラの商人を中心として,軍事上の自衛手段も備えた交易都市が形成されたと思われる。この時代から,すぐ南のギニア湾沿岸に形成された,アシャンティ,アニ等アカン諸族の王国と,北方とを結ぶ交易の中継地として栄えた。南からは金,コーラの実,海岸の港を通じてもたらされる鉄砲・雑貨等のヨーロッパ製品,北からは岩塩綿布装身具,馬等が運ばれた。1887-89年,フランスはこの地に軍人バンジェを派遣し,コングとの間に友好通商協定を結んだ。93年,フランス領コート・ジボアール植民地の一部となるが,95年,サモリ・トゥーレの軍によってコングの町は壊滅させられた。最盛期には1万5000をこえる人口をもっていたと思われるが,現在は人口約3000の小さな町にすぎない。
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