コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

こんかい こんかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

こんかい

地歌の曲名。曲題は狐の鳴き声を模したもので,「狐会」などとも記す。歌舞伎の三味線方であった岸野次郎三郎の作曲。作詞多門庄左衛門。端歌の芝居歌物のなかでは最古典曲である。病床の母の治癒を願って招いた祈祷の法師が,実は母を恋慕する狐であり,追払われて,よろよろと古巣に戻っていくという内容で,狂言『釣狐』や,『葛の葉』で知られる歌舞伎狂言の信田妻物との関連を思わせる (→釣狐物 ) 。当時の流行小歌も取入れられている。地域により詞章が異なり,「君恋し…南無阿弥陀仏」の部分は京都系の伝承にない。大阪系の「南無阿弥陀仏」に続く合の手は「南無阿弥陀仏の合の手」と呼ばれ,夜中に3度弾くと狐が現れると伝える。三弦は三下り。箏の手付は,大阪では市浦検校,京都では浦崎検校の手付が知られる。近代では宮城道雄の技巧的な手付が有名。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

こんかいの関連キーワード山越阿弥陀(やまごえのあみだ)京都府京都市左京区黒谷町清浄華院岡 八朗狩野直喜地獄変相澱看の席藤村庸軒吉田山庸軒流浄土宗道残黒谷

今日のキーワード

かりゆし

1 沖縄方言で「縁起がよいこと」「めでたいこと」を表す語。2 「かりゆしウエア」の略。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

こんかいの関連情報