こんかい

普及版 字通 「こんかい」の読み・字形・画数・意味

【昏】こんかい(くわい)

くらい。〔風俗通、窮通、序〕易に(い)ふ。象を懸くることなるは、日より大なるは(な)しと。然れども時に昏なることり。

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】こんかい(くわい)

心がくらくみだれる。〔風俗通、十反〕司徒九江の朱年老を以て司隷(しれい)と爲る。~、年且(まさ)に九十ならんとす。以てするに足る。義、當(まさ)に自ら引いて、以て賢路くべし。

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【根】こんかい

根核

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「こんかい」の意味・わかりやすい解説

こんかい

地歌の曲名。曲題は狐の鳴き声を模したもので,「狐会」などとも記す。歌舞伎の三味線方であった岸野次郎三郎の作曲。作詞多門庄左衛門。端歌の芝居歌物のなかでは最古典曲である。病床の母の治癒を願って招いた祈祷法師が,実は母を恋慕する狐であり,追払われて,よろよろと古巣に戻っていくという内容で,狂言『釣狐』や,『葛の葉』で知られる歌舞伎狂言の信田妻物との関連を思わせる (→釣狐物 ) 。当時の流行小歌も取入れられている。地域により詞章が異なり,「君恋し…南無阿弥陀仏」の部分は京都系の伝承にない。大阪系の「南無阿弥陀仏」に続く合の手は「南無阿弥陀仏の合の手」と呼ばれ,夜中に3度弾くと狐が現れると伝える。三弦は三下り。箏の手付は,大阪では市浦検校,京都では浦崎検校の手付が知られる。近代では宮城道雄の技巧的な手付が有名。

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