こんこん(読み)コンコン

デジタル大辞泉 「こんこん」の意味・読み・例文・類語

こん‐こん

[副]
せきをするときの声を表す語。
狐の鳴き声を表す語。
固い物が軽く打ち当たったときに発する音を表す語。「扉をこんこん(と)ノックする」
雪や雨などがさかんに降るさま。
[名]狐のこと。
「―にでも欺されたようで」〈総生寛・西洋道中膝栗毛
[類語](2かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん/(3ちゃらちゃらちゃりんじゃらじゃらちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃかたりがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんごんごんがつんこつんごつんかちゃかちゃかちりかちかちこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんばたりぱたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこ

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精選版 日本国語大辞典 「こんこん」の意味・読み・例文・類語

こん‐こん

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. (せき)をする時の声を表わす語。
      1. [初出の実例]「コンコンコン。お春や、一寸来て呉れ」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上)
    2. キツネの鳴く声を表わす語。
      1. [初出の実例]「やがてこんこんといひ散らし、狐のゐなかは帰りけり」(出典:御伽草子・のせ猿草紙(室町末))
    3. 堅いものが打ち当たってたてる音、また、堅い物を打つ音などを表わす語。
      1. [初出の実例]「かねをつきてこんこんと云て」(出典:虎明本狂言・鐘の音(室町末‐近世初))
    4. 雨や雪、あられなどの降るさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「こんこんと大降りになり出した往来の雪を」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( その鳴声から ) キツネのこと。こんこん様。
    1. [初出の実例]「こんこんをかぶって乳母をやっつける」(出典:雑俳・末摘花(1776‐1801)三)

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普及版 字通 「こんこん」の読み・字形・画数・意味

】こんこん

。また、懇篤に説きつくすさま。〔晋書王戎伝〕(王)濟曰く、張は善くき、裴(はいき)は行を論じ、聽くべし。王戎の子・季札のを談ずる、超然玄なりと。

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】こんこん

ぼんやりして、明らかでない。唐・元結〔自述三、述命〕賢なる兢兢(きやうきやう)然として、ほ命性を傷(やぶ)り、愚惑なる然として、に家國をる。

字通「」の項目を見る


】こんこん

乱れる。

字通「」の項目を見る


梱】こんこん

丸太

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