コンチネンタルタンゴ(読み)こんちねんたるたんご(英語表記)continental tango

デジタル大辞泉 「コンチネンタルタンゴ」の意味・読み・例文・類語

コンチネンタル‐タンゴ

《〈和〉continental+tango》アルゼンチンタンゴに対して、ヨーロッパで作られたタンゴ。やわらかなリズムと甘い旋律をもつものが多い。

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精選版 日本国語大辞典 「コンチネンタルタンゴ」の意味・読み・例文・類語

コンチネンタル‐タンゴ

  1. 〘 名詞 〙 ( 洋語continental tango ) アルゼンチン‐タンゴが二〇世紀初頭ヨーロッパに移植され、やわらかいリズムと甘いメロディーを特色とするようになったタンゴ。特に第一次世界大戦前後のパリ流行

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンチネンタルタンゴ」の意味・わかりやすい解説

コンチネンタル・タンゴ
こんちねんたるたんご
continental tango

大陸のタンゴ」の意。日本で考案された便宜的な分類名で、「アルゼンチン・タンゴ」に対し、ヨーロッパやアメリカ合衆国などのタンゴをさす。タンゴがアルゼンチンからヨーロッパへ伝わり、社交ダンスにも取り入れられて、優雅な形になったもの。1920年代から30年代にかけて、ヨーロッパで『碧空(あおぞら)』『ジェラシー』ほか数々の名曲がつくられ、その全盛期を迎えた。概して歌謡的なメロディをもち、リズムもソフトでハバネラに近く、多くはバンドネオンのかわりにアコーディオンを使った自由な編成楽団によって演奏される。

[永田文夫]

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