現代外国人名録2016 「コン・ボーン」の解説
コン・ボーン
Kong Vorn
- 職業・肩書
- カンボジア教育支援基金代表,カンボジア日本友好学園理事長
- 国籍
- カンボジア
- 生年月日
- 1937年
- 出生地
- プレイベン州
- 勲章褒章
- 旭日小綬章(日本)〔2014年〕
- 経歴
- 農家に生まれ、プノンペンで働きながら大学を卒業。外国報道機関の助手となるが、1970〜75年のカンボジア戦争後、ポル・ポト体制のもとで農村に下放される。キリングフィールド(殺人荒野)を生き延び、体制崩壊後、’81年日本に移住。のちカンボジア難民の指導者として親しまれる。’92年故郷を訪れた時、学校の荒廃した様子を目にし、将来を担う子供らのため学校を建てようと、’93年カンボジア教育支援基金を設立。横浜市の町工場に勤める傍ら募金活動に取り組み、同年故郷の小学校を修復。国連教育科学文化機関(ユネスコ)や日本の有志の寄付によるノートなどを持ち故郷を再訪した。’94年には中学校を建設。’98年カンボジアへ帰国。カンボジア日本友好学園を創設した。著書に「殺戮荒野からの生還」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報