コートテニス(英語表記)court tennis

翻訳|court tennis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コートテニス」の意味・わかりやすい解説

コートテニス
court tennis

イギリスフランス宮廷 (コート) で行なわれたテニス。テニス (ローンテニス) の初期のもので,起源は 12~13世紀にフランスで行なわれるようになったジュ・ド・ポームといわれる。フランスでは,貴族僧侶の間で盛んになり,16世紀に黄金時代を迎えた。イギリスでも王侯の間で人気を博した。コートテニス名手といわれたヘンリー8世が 1530年にハンプトンコート宮殿に設けたコートは,現在も使用されている。コートの大きさは 29m× 10mほどで,四方を壁が囲い,ネットは中央部分を両端より低くし,ゆるく張られた。競技方法は現在のテニスとかなり異なり,コートと側壁に何本も線を引き,特定の場所に打ち込むことによって得点となった。

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