ロンドン西郊、テムズ川のほとりにある宮殿。1515年ごろ枢機卿(すうききょう)ウルジーの邸宅として建てられたが、のちヘンリー8世(在位1509~47)の不興をなだめるため同王に献上された。王は南北の翼部、礼拝堂、大ホールなどを加え、さらに17世紀末には、ウィリアム3世の妃(きさき)メアリーの命によって、クリストファー・レンが大規模な増改築に着手したが、東翼の一部などを除いて未完に終わった。チューダー式を基本としたれんが造で、大ホールの内部などにはイギリス・ゴシックの、外壁の装飾などにはイタリア・ルネサンスの影響を示す。広大な庭園はイギリスの庭園の代表的なものとされ、今日ではロンドン市民の格好なレクリエーションの場所となっている。
[友部 直]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新