ござんやす

精選版 日本国語大辞典 「ござんやす」の意味・読み・例文・類語

ござん‐や・す

  1. 〘 自動詞 サ行特活 〙 ( 「こざりやす」の変化した語 ) 近世後期江戸庶民の語。
  2. [ 一 ] 「ある」の丁寧語。ございます。あります。
    1. [初出の実例]「能(いい)きび能きび。ちっと、さうもござんやすまい。此中の遺趣(ゐし)返しだよ」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)
  3. [ 二 ] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。…です。…であります。
    1. [初出の実例]「おもいつつ、きでもねへ気がお心じゃア御ざんやせん」(出典:洒落本・廻覧奇談深淵情(1803)其次)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android